誰かに必要とされたいという気持ちは、多かれ少なかれ誰にでもあると思います。役に立っているという実感は、生きている意味を感じる瞬間でもあります。
私は長い間、誰かの役に立つどころか、何もかも満足にできないと思い込み、自分の無能さのために無力感に苛まれて生きて来ました。五体満足揃っていながら、勝手に何も出来ないと決めつけていました。
初めて幼い子と手を繋いだのは、私も幼かった頃。歩幅が私より小さく、並んで歩くのは気を使います。しっかりと握り返してくる小さな手に、ものすごく自分が頼れる人間になったかのような錯覚をしていました。

その子がパッと手を離して駆け寄る先に、ママという存在がありました。私はとても子供に好かれるタイプでしたが、いくら懐かれてもママには適わない。いつかはママというものになってみたいと憧れていました。
そんなことで子供作ったのかよと、のちのち子供に怒られそうなことを書いていますが、一つの要因であったことは確かです。実際には、24時間全面的に依存されるという体験は、幸せでありながら、とても精神的、体力的にきついものがありました。
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まあそんなことは置いておいて、お友達のぺんぎんさんに、お子さんが生まれたと聞きましたので、オススメの本を紹介したいと思います。私はいつも、子育ての話をするときに、この本を勧めています。
私は、自信を持って何かを人に勧めたりすることはあまりありません。自分に自信がないせいです(笑)。
それならば、なぜこの本は自信を持って勧められるのかというと、私も勧められて読んだ本だからです。
私の子育て師匠は、長いお手紙と共に、この本をプレゼントしてくださいました。久しぶりに、本と挟んでおいた手紙を読み返そうとしましたら、
なかった!!!
誰かに貸したままやーん!!!
何このオチ。
さて、本が誰かの役に立っていることを願いつつ、ざっくりとだけ紹介したいと思います。
まず本の見た目から申しますと、今時の育児書にあるような可愛い装丁ではありません。中も、挿し絵で彩っていることもありません。ですが、読みにくくはないと思います。
佐々木正美先生の本を読み漁ったせいで、どの本に何が書いてあったのか定かではありませんが、全てに統一されて感じられるのは、優しさと、そのままでいいよ、というメッセージ。また、子供に対して、「待つ」ということの大切さを教えてくれます。
完璧な人間はいないように、完璧な親もいない、そして完璧な子育て法もない。それでも、この本のように忍耐強い親になれることを願っています。
読んだあとは、いつもリセットして子供に接することができるので、手元にずっと置いておきた・・・・・誰に貸したっけ?
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